皆さんは「治験モニター」というものがあるのを知っているでしょうか?
人に対する薬等の有効性・安全性等を確認するために、実際に薬等を飲んでもらって問題がないかどうかをチェックする・・・。その飲む側になるのが「治験モニター」や「治験ボランティア」と言われています。
まあ簡単に言うと、薬等を飲んで体に影響がないかを自分の体を使って確認するみたいな感じでしょうか。
少し前に話題になった、宇宙開発「JAXA」の閉鎖空間ストレスチェック、みたいなのも治験の1つといえるでしょう。
この治験に参加すると、「謝礼金」だとか「協力費」「負担軽減費」と呼ばれるお金が貰えます。正確に言うとアルバイト、とはいえませんが参加すればお金がもらえるということには変わりありません。
では、この治験モニターや治験ボランティアは稼げるのかということについて書いていきますね。
治験は稼げます
いきなり結論を書きますけど、治験モニターや治験ボランティアは稼げます。「謝礼金」や「協力費」、「負担軽減費」がかなり高額になることが多いからです。
場合によっては1回で数十万円稼ぐことも可能です。
ただし欠点も多い
ただ、治験モニターや治験ボランティアで稼ぐには、欠点もかなりあります。その欠点について、これから書いていきますね。
・地域差がかなり激しい
治験は、関東や関西の大都市で開催される場合が多く、その他の地域で住んでいる人が参加するのはかなり大変です。ですので、参加できるのは大都市、もしくはその周辺に住んでいる人限定に近いでしょう。
(※ 大都市以外でもありますけどかなり少ないです。)
・通院、入院等でかなり時間が取られる
治験モニターや治験ボランティアは、基本的に通院や入院する場合が多いです。通院の場合でも数時間は必要ですし、入院になると施設内以外で動けない上に集団での生活になる場合もあり、かなり面倒です。
このことから治験モニターや治験ボランティアは、会社員(サラリーマン)等では非常に厳しいです。
暇している大学生やフリーター、ニートの方のように時間に融通が利く、時間の余裕がある人には適していると思いますけど。
・連続して何度も受けることは出来ない
治験モニターや治験ボランティアは、単発では確かに沢山稼げますが、連続して受けることは出来ません。大抵の場合、1度受けると3~4ヶ月は待つ必要があります。
このことから、年間を通してみると、そこまでたくさん稼げるわけではありません。
・条件がいいものは競争が激しい
モニターやボランティアに応募したからといって、100%採用されるわけではありません。特に、条件の良いもの(入院期間が短いのに大きく稼げる等)は競争が激しいです。
入院条件でもしも外れてしまった場合、せっかく開けておいたスケジュールに穴が空くことになります。これは結構痛いでしょうね。
・やはり多少の危険はつきまとう
後は、治験モニターや治験ボランティアが、いくら安全性がある程度認められている薬を使うといっても、100%安全であるとはいい切れません。副作用が出てしまう場合もあるようですので、多少の危険性があることは知っておきましょう。
以上のことにより、治験モニターや治験ボランティアで稼ぐのは、ちょっと面倒かな、という感じがします。
確かに美味しいお金稼ぎの方法ではあるのですが・・・。私ならしません。