少し前に、同人ゲームを作って稼ぐなら・・・みたいな話をしました。
>>>これですね(同人誌じゃなく同人ゲームなら稼げそう?収入は?)
この話の中で、いきなり「同人ゲーム=エロ系」みたいな感じで話を進めているので、違和感を感じた方がいたかもしれません。
同人ゲームのことを知っているのなら、「一般向け」や「腐向け」のものも多いことは知っていると思います。なのに何故、「エロ系」に目を向けているのか、理由を書いていきますね。
市場規模が違いすぎる
その原因は、市場規模が違いすぎるということに尽きます。
同人ゲームを取り扱っている大手サイトと言えば、dlsiteやdmmが有名ですが、同人ゲーム全般に抵抗がないのなら、エロ系、一般向け、腐向けetcのジャンル別の販売本数や販売価格を確認してみてください。
そうすることで、どれぐらいの違いがあるのか、はっきりわかると思いますから。
例えば、「DLsiteの2016年度ランキング」を確認してみると・・・
・maniax(いわゆるエロ系)ジャンル
1位から9位までが10,000本以上売れています。1位は100円ですが、それ以外は、1,000円以上するものも多いです。
また、ランキングを見ることの出来る目いっぱいの500位の作品でも1,600本以上売れています。値段もピンキリですけど、結構高めのものもあります。
・home(一般向け)ジャンル
1位でも8,000本程度となっていて、100位だと1,000本以下です。しかも全体的に価格が安いものが多く、1,000円以上のものはランキングを見ても殆どありません。後、「同人ゲーム」というよりは「音声コンテンツ」がかなり多いですね。
・girl’s maniax(いわゆる腐向け)
1位でも1,600本程度ですね。また、いわゆる「同人ゲーム」ではなく、デジタル同人誌やCG集、音声コンテンツなどが主流のようです。
という感じで、市場規模が違いすぎるのです。どう考えても、「一般向け」や「腐向け」のジャンルに参入するのはリスクが高いです。
ただまあ、「一般向け」は別の販売サイトのほうが売れている、何ていう可能性もありますし、「腐向け」ジャンルについては、まだまだ開拓の余地は残されているとは思いますけど。
ということで、同人ゲームを作成してお金を稼ぎたいのであれば、沢山ダウンロードされる可能性があり、価格も高額になりやすい「エロ系」一択になる、ということが分かったと思います。
もちろん、エロ同人を嫌悪するのであれば、わざわざこの道を進む必要はないですし、そもそも私はそこまで薦めているわけでもありませんから。
あくまでも同人ゲーム制作で稼ぐなら、という前提の話でした。
参考になれば幸いです。